池田省一 歌詞ページ

(無題)

雑居ビルの入り口の冷たい柱の陰から 
君の事恐る恐る覗き見つめながら何故 僕はこんな所に隠れているのか
柱の目地に爪を立てる

誰かと待ち合わせ 肩を叩かれるのを待ってる
いまでも一時間までは待つのかい
君は信じないだろう 今では僕は僕の事が大嫌いで これは本当で
悔しさとは向き合わず逃れ逃れて 君が消えるのをかくれ待つほど

淡い紺の傘は右手左手とせわしなく 待ち合わせの時間が過ぎた事を教えてる
大人になんてなりたくないわ 君の口癖は今はどんな言葉

君の肩を叩いたその人影に僕を映す いつでもどこでも夢を語ってる
君は笑うだろう あの頃自由自由と唄い叫んでた僕が今では
その自由を持て余し続けてる 憧れ それだけでは夢を見れず
君は言うのだろう あの頃のあなたなら 平気な顔して気も使わずに呼び捨てで
君は言うのだろう 私の知るあなたは この人誰って冷やかして去っていく
僕は変わっちゃいない それは強がりで あなたは隠れる事なんてしなかった


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