池田省一 歌詞ページ

幻の木の実

揺れてなくなった幻の木の実
落ちてくるはずが何でか消えた
やさしく手で受け止めるために
季節ひとつ立ち続けていたのに消えた

不思議なくなった幻の木の実
絶対に目をそらしてなんかいない
雨の日も風の日もいつだってずっと
こうしてここにちゃんと立っていた

ずっと真下にいたのにな
一番近くにいたのにな

誰よりも待っていたのにな こんなことなら
木に登り手にしてしまえばよかったな

風が盗んだか鳥がくわえたか
それとも足元に落ちていたりして
探して考えているうちに
またひとつ季節は過ぎたみたいだ

ずっと楽しみにしていたんだよ
一番大事に思っていたんだよ

誰よりも待っていたんだよ 願ってたのは
自然にそうゆっくりゆっくり手の中へ


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